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63才4ヶ月で退職しました これからの10年間は人生のご褒美 「今日も一日ありがとう」な日々を綴ります

3泊4日の奈良旅行

今回奈良県百名山を歩いた

奈良といえば東大寺正倉院法隆寺など
古くからのお寺が有名だけど

今回はそんなものには目もくれず
山のことだけ予習して奈良に入った

そんな奈良の山の中を車で走ったり泊まったりで思ったこと

 

今回の旅では道中ずっと
Yahoo!カーナビに頼りっぱなし

kidiya.hatenablog.com

時に離合不能なほどの細い道も案内されるが
今回通った道はまさにこれしかない
という道を案内されたように思う

そんな道を走った奈良県
とても山深い県と感じた

もちろん山登りを目指したので
山の地域しか走ってないが
広島ではこれほどの谷あいを走る道はない

そして道の太い細いはあったが
どの道もキチンと舗装されてたことにも驚いた

さらに長いトンネルが多い
峠へのアップダウンを避けるために掘ったトンネル
こんな山の中になぜこんな長いトンネル?
というのがいくつもあった

 

もう一つは温泉宿

初日・二日目は車中泊で過ごしたが
三日目は旅行中じゃらんで見つけた温泉に泊まった

何の予備知識もなしに泊った宿は
洞川温泉の「あたらしや旅館」
(洞川をどろがわと読むことさえ知らなかった)

どれだけ新しいかと思ったら
廊下や階段を歩けばギィギィ音がするほどの
古い木造建築の宿

それがとてもいい風情を醸し出していた

そして宿といえば料理
地域の水や素材をふんだんに使った料理は
全部素朴でいちいち美味しい
決して華やかではないんだけど
一切れの豆腐をこれほど美味しいと思ったことはない
そんな料理がいくつも並ぶ

温泉は単純泉

スタッフの方々のおもてなしも優しくて
とてもいい宿だった

 

さてこの洞川温泉

宿の方によれば
「温泉地としての歴史は浅いんですよ、100年くらい」
「町自体は1300年前から大峯奥駆道の出発点として栄えています」
な宿場町だった

そしてこの町の住民は
鬼の末裔との言い伝えがあるらしい

そんなこんなはコチラの記事に詳しい

ameblo.jp

記事の中の龍泉寺も宿からすぐで
狛犬ならぬ二体の鬼の像
・龍の口から流れ出る清水
・なでると軽く持ち上がるなで石
龍王堂のご本尊の龍の像
・その天井に描かれた龍の絵
などを眺めることができた

 

吉野までの帰り道に立ち寄った吉野の千本桜
その季節にはこれほど細い道にヒトが溢れる、と思うと
自分らにはなかなかハードル高い観光地だった

 

最後が「だらにすけ」

洞川温泉への道沿いの電信柱に広告が並んでる
「陀羅尼助丸」

宿の夕食でお酒飲んでると
給仕のお姉さんから
「これ飲んどくとええわぁ、この辺じゃお腹の調子悪ければ必ず飲む『陀羅尼助』」
直径2mmほどの真っ黒な丸薬が三十粒ほど入った透明なパック
正露丸ぽいものかと思ったらそこまで苦くはない

二人とも1パックずつ頂いて服用した
翌朝の調子は何ともなし

効いたのかな?

 

今回の旅行で触れた奈良は
国宝級のお寺ばかりの街じゃない

地元の方との触れ合うことで
山深い町の未知の奈良に触れることができた

 

そんな旅行は未知を経験できる貴重な体験だった
これからもこんな旅行ができればいいなぁと思ってます

 

あきひこ