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63才4ヶ月で退職しました これからの10年間は人生のご褒美 「今日も一日ありがとう」な日々を綴ります

内痔核硬化療法

十年くらい前に内痔核で出血が続き手術を受けた
手術後は出血は止まったが
十年経って退職後の9月頃からまた出血が始まった

以前の病院を受診し、また内痔核と診断され
飲み薬と局所の軟膏での治療が始まった

痛みはなく排便の時の出血だけなのでそれほど苦はなかったが
治療でもよくなったり悪くなったりしていた

ずっと薬で治療していたが
3月になってまた毎日出血するようになり
先生から「一泊入院で手術しましょう」と勧められた

備忘録としてその入院経過の記録です

 

朝9時病院で受付を済ませ病棟に案内される
書類の確認や手術の詳細の説明を受け
12時看護師さんに連れられ歩いて手術室に入る

ズボンとパンツを脱いで手術台に腰かけ
先生から腰の注射での麻酔を受ける
脚が暖かくなる感覚に続いてお尻の辺りの感覚がなくなる
看護師さんに手伝ってもらいながら
脚を高く上げたお尻まる出しの手術の体位になる

そこから先は先生がお尻の正面に座り
まる出しのお尻に向けてライトが照らされ
いろんなことされてるけど全くわからない
ジオン注という注射液を病変に注射するらしいが
注射の痛みも全くない

ただ下腹部に重だるい痛みを感じた
看護師さんから「生理痛のような痛みでしょ」と言われたけど
そんなんジジィの自分に分かるわけがない
そんな鈍痛も手術が終わる頃には和らぎはじめた

手術自体は5分くらいで終わり
やはり看護師さんに手伝ってもらいながら車椅子に移り
病室に連れ帰られた

その後はもう何もすることがない
ベッドで寝ておくだけ
夕方まで食事もなし水分さえもも取れない
看護師さんが何度か検温や血圧測定にくる
お尻には大きなチリ紙の束があてられている
大きなオレンジ色の点滴が一本ある
一度お尻の出血を観察された
iPhoneYoutubeを見たけど途中寝てしまい覚えてない

夕方には痺れはすっかり回復した
手術中の鈍痛もいつの間にやら消えていた
回診に来られた先生から

左側に大きな痔核がありました
右側にも小さなものが2つあって
全部に薬を打っておきました

と図示しながら教えていただいた

夕方6時に食事(おかゆとみそ汁、卵豆腐)が配膳され
起き上がったり歩いたりの許可が出た
トイレでチリ紙を女性用の生理用品に交換し
食後にトイレを済ませたら朝までもう何もする事もない
眠くもないのでそこからまたYoutube見てたらいつの間にやら眠ってた

夜中はいつものことで何度も目が覚める
お尻の軽い痛みと下腹部の鈍い痛みが気になったが
朝には忘れるくらいに治まっていた

 

朝からまた看護師さんの検温
朝食は入院患者さん全員が集まる食堂で頂く

朝食摂り終わったら先生の診察
看護師さんの詰め所でお尻を見られ
手術の時に肛門に詰められた止血のガーゼを取り除かれる
この処置がいちばん痛かった
そして大きな点滴一本終わったら11時

入院費を支払い昼食摂ったら退院
そんな一泊二日の入院手術だった

 

前回は退院してからは全く出血することはなかったが
今回の手術は術後1ヶ月くらいでゆっくり治るものらしい
時に出血したり痛みがあったり
麻酔の副作用で頭痛が生じたり
何かあったら病院に電話を
何もなければ1週間から10日後に外来受診を
その間は軟膏での治療を継続となる

踏ん張るような力仕事は禁止されたが
散歩や軽登山などはむしろ勧められた

 

退職後たった8か月の間に三度もの入院手術に自分でも驚いている
でもすべて良性疾患で
これから10年健康に過ごすためのもの

暖かくなったし桜も咲いたし
山にも春が訪れてるし
近いうちにまた桜の散歩や山のリハビリに行きましょうか

 

あきひこ