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63才4ヶ月で退職しました これからの10年間は人生のご褒美 「今日も一日ありがとう」な日々を綴ります

北アで感じた山小屋の変化

今回北アルプス
いい天気で目標を達成できて
大満足な山行だった

これほどの満足な山行は5年ぶりで
前回はコロナ前の剣岳だった

5年ぶりの山小屋は随分変わってた

 

(1) 山小屋に泊るには必ず予約を

コロナ前の山小屋は
当日の訪問でちゃんと泊まれた

それがコロナ後は予約が必要になった

狭い屋内で蜜を避けるため
アウトドアなレジャーを楽しむ人が増えたこと
山小屋自体も密になってはならず
宿泊人数を制限しなければならなかったこと
などの理由で予約を求められるようになった

宿泊人数の減少は経営にも直結するため
宿代も値上がりした
コロナ前はだいたい12000円だったものが
最近は15000円のところが多い

事前の連絡で無料でキャンセルできるが
中には3日前の連絡を求められたり
予約金が必要で返還しない山小屋もあったりで
山小屋泊まりのハードルが高くなった

 

(2) 山小屋の食事が豪華になった

自分が登山を始めた2000年代初めころは
山小屋の食事といえばカレーが定番だった
富士山の小屋ではボンカレーだけだった

それが今回の山小屋では

初日の燕山荘の夕食
ハンバーグに魚料理に野菜や煮物やみそ汁・デザート
ご飯とみそ汁はおかわり自由

一夜明けた燕山荘の朝食
やっぱり充実

とっても豪華になっていた
街中の定食みたいだが
それよりも美味しいかもしれない

おそらく大方の食材は冷凍食品だろうが
それでも標高3000mの電線も水道も届いてないところで
これだけの料理を頂けることはとってもありがたかった

山小屋の質の向上は食事だけではない
寝具も大幅に改善していた

コロナ前には冷たくてじっとり湿った布団だったが
今回の山小屋では両方ともフカフカの布団だった
いちおうインナーシュラフを使ったが
使わなくても気持ちよく眠れたと思う

宿泊料金は値上がりし
予約が必要になり
使いにくくはなったが
質の向上は歓迎したい

 

(3) 外国人がとても多い

登山前日の穂高駅近くの焼き鳥屋で
一組の外国人カップルに出会った
話すとお二人も翌日燕岳に登るとのこと
外人さんも登る有名な山なんだ
とこの時は思った

当日夕方山小屋には外人さんの団体も居た
焼き鳥屋で出会った方も含めて
二人組のカップルもたくさん居た
欧米系だったり、中国系だったり

さらに翌日の常念小屋では
お客さんの半分以上が外人さんだった
日本人はおとなしいので
談話室は外人さんに占拠されて
英語や中国語が飛び交っていた

だいたいは山岳ガイドに案内されての旅行気分
こんなところにもインバウンドの波が来ていた

 

これからはこんな山小屋が標準になるんだろうな
縦走登山には必須の山小屋で
食事や寝具の改善はとってもありがたいが
予約必須の形式は何とかならないかな?って思う
昔のように当日訪問で泊まれるといいのにな

 

あきひこ